Check It Out 2005

予選という麻薬にどっぷりつかり、幻覚を観ているような感覚に襲われます。
魔宮の潜む魔物を観に来ているような感覚でしょうかね（笑）

気合いを入れて会社を飛び出し、駒込経由で行ったら1時間半で着きました埼玉スタジアム。。着いた時間が6時半。余裕かまして歩いて会場まで着くと長蛇の列。久々のボディチェックがあり会場に入ると赤い軍団がそこに。。。右目の端に捉えられているその軍団からは常に音楽が流れていました。

国歌演奏でもブーイングはおきないし、非常に礼儀正しい雰囲気が。

試合が始まりいきなりサントスに対するファールから小笠原の飛び道具で前半3分に1点先取。試合がいきなり動き出すが、それ以降なかなか流れが掴めないまま、相手の飛び出しに良さに日本が押し込まれる時間が続く。良い流れを引き戻してもそこできっちり決める事が出来ないので当然やばいよ。。。。と言う感じ。。。

観ていて判ったのは北朝鮮、攻撃になると3トップ気味に攻めを仕掛けてくる。その間にボランチ&ウィングバックが入ってきていた。それを日本は掴め切れていなし、前半途中の選手交代で多分3バック→4バックに変更して全体を押し上げてきていた。

後半やばくなるなぁ・・・と思っていたらDFの素晴らしいシュートで同点。目の前で2ゴール。天国と地獄を味わいました。久々に固まってしまった。川口はセンタリングを上げるだろうと思って左側に体重をかけた時に、右側を素晴らしいライナー性のシュートが抜けたので彼を責める事は出来ない。席の後ろでは批判めいた言葉も聞こえたけどその前に奇跡的なセーブをしているのでしょうがないでしょう。。。
まだ20分近くあったので大丈夫と思っていたけど。。

高原が鈴木と交代。鈴木、今日の出来は悪かった。前半消えている時間が長かった。審判が全然ファールを取らないという異常な状態でしょう。。あれであの審判、W杯の主審候補だから？？？信じられないよね。。。

高原の良さは自分から仕掛けていけるし、待つ事も出来る。
そこに真打ち俊輔登場。いや、、、出てきた瞬間、、、オーラが出ているんだよね。。何かやってくれるだろうという雰囲気。ボールを持つと取られないし確実にピンポイントで入れてくる。彼だけ別世界の魔物のような雰囲気がある。ただ動きも全然落ちないしキレもあった。

これで行けると思いきや。大黒の最後のシュートまで長かった事。彼のポジション取りの良さと思いっきりの良さがシュートに凝縮されていたような感じ。何故真ん中でマーク無しでいるのか不思議でした。スローモーションのようなシュートも最高。久々の大爆発。完全に壊れました。

これだから予選は止められない。麻薬です。途中経過はどうであれ、勝ち点3が取れれば良いのだから。。本当に勝つ事が大事さを久々に味わった試合です。去年のオマーン戦よりは全然試合内容としては良かったです。

最後に北朝鮮の選手が帰り際にスタンドに向かって拍手している姿が印象的でした。政治とは関係ないスポーツマンらしい清々しさかな？？